2010年5月11日火曜日

ゴミ箱から失礼いたします/岩波零

ゴミ箱から失礼いたします (MF文庫J)ゴミ箱から失礼いたします (MF文庫J)
異識

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ゴミ箱からヒーロー登場!?
僕の名前は小山萌太。ごくごく普通の高校二年生、のはずだった。ある日ゴミ箱と出会うまでは……。ゴミ箱は神々しく美しく、僕の心をとらえてしまった。その中に自分が入っていないことが不自然だと感じてしまうほどに。そして僕はゴミ箱の中に入った。不思議な満足感に満たされた僕は、ゆっくりと目をつぶった――って、おかしい! なぜ僕はゴミ箱の中に入っているんだ!? しかも出られなくなってる! そんな僕の前にクラスメイトの少女・水無氷柱があらわれる。そして彼女は言った。「あなたは、妖怪ゴミ箱男よ」って、なにその残念な妖怪!? 第5回ライトノベル新人賞<優秀賞>受賞、風変わりな学園コメディ、ゴミ箱から登場!
MF文庫Jオフィシャルページより引用 

自分がゴミのような存在なんじゃないかと思ってたら、ゴミ箱になることになるとか、設定がアホ過ぎてツカミはバッチリだった。
ちょっぴり考えの浅い罵倒系美少女「水無氷柱」の罵倒と萌太のツッコミが勢いがあって読んでて楽しかった。
馬鹿騒ぎ系熱血ラブコメ+異能バトル?のような様相をしていて、さくっと読めるライトノベルらしい作品だった。

面白かった、とは思う。ただいまいち旨みを生かしきれず、並のラノベに落ち着いちゃったなと思った。
コンプレックスが妖怪へとか、氷柱の罵倒とか悪くはないんだけど、楽しんでそれっきりと言った感じを受けた。コンプレックスを克服して、脱妖怪でめでたしめでたしかとおもったら、そうではなかったというのも気になったところ。コンプレックスを中心にした青春モノかな?と期待した自分のせいでもあるのかな。

ラブコメ部分では 氷柱⇔萌太はまぁ、いいとして、彩音が萌太を気に掛ける理由がまったくもって見えてこなかったというのが少し残念、。なにかしら過去の出来事があったなら、それをちらつかせて次巻以降のネタにするとかできたと思うんだけどなぁ。サブキャラだし仕方ないのかな。
  
続きが出てるようだけど、どう続けているのだろう。妖怪を生む原因は潰したわけだから、新たに妖怪になって困ってる人はいないんだろうし。なにか別の原因をもってくるのか、はたまた罵倒とちょいデレだけで1冊引っ張るのか。気にはなるけど、感想読むだけで満足出来そう

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