2010年7月6日火曜日

ミスマルカ興国物Ⅵ/林トモアキ

ミスマルカ興国物語 VI (角川スニーカー文庫)ミスマルカ興国物語 VI (角川スニーカー文庫)
林 トモアキ ともぞ

角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-01-01
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帝国とは停戦状態のまま、中原は諸国の王の誕生日が集中する“黄金月間”に入る。王に代わって諸国の挨拶回りを始めるマヒロだったが、それは各国の実情を見極め、帝国へのカードにするための布石だった――。
 角川スニーカー文庫オフィシャルページより引用

コメディファンタジーとマヒロの口車のの楽しいシリーズ6巻目。今回はジェスの師匠さん登場でドタバタした展開に。まぁゼンラーマンの時の騒ぎと比較すればマシだけどねw
王様の誕生会で、ギャンブルをすることに。マヒロらしく勝てなかったけど、コインを集め、決勝戦へ。そこでなぜか麻雀をするこになって・・・なんでそれを賭けられる>全員
物語としても過去のいろいろ明らかになって、この先なにか企んでいる方々もいるみたいで、ここからどう盛り上げていくのかとても楽しみ。

初っ端 のマヒロとラヒルの遣り取りはこの作品の雰囲気とか真逆な感じもするんだけど、根っこは同じと感じれるのはすごい。自分の好きな、愚かだけどカッコいいていうマヒロはこういうのなのかな。
そのあとのあとの過去が明かされて、ラルヒの立場にマヒロが置かれればきっと同じ決断をしたであろうから、思い通りにいかないものだ、の言葉に憤慨したんだと思う。親だからとか聖魔杯だからとか安易な理由で自分の理想を諦めることをしない、その姿に重ねたんじゃないかな。

沙穂はぶっ飛んで入るけど自分の経験と考えから動いてるから、なんでそうなのかをきちんと説明できればそこまで変人ってわけではないよね。 ジェスも成長したのか、いまではそれに気づいて、沙穂から逃げなくなった。何を考えてるかわからないのことが怖いので、分かれば、そうだよなと納得できちゃんもんだよね。

麻雀は流行ものを取り入れてってことなんかね。賭けてるものがなんか桁違いだし、一人がある意味空気の読めてない、だけど対等な賭けをする辺り、大物感がいい。まぁラストのエミットさんぱねぇっす。全部持って行っちゃたよね。あと表紙のエミットさんのおっぱいいいですよね


 帝国側の文字通り実弾の力そのものである、弾道ミサイルも口先で乗り越えられるのかね。ボタンを押すのが人間なら、チャンスはある、ってとこかね。いろいろ思惑渦巻いて生きて盛り上がってきて、次も楽しみだ!

あと、他作品からのゲスト登場とかあったみたいだけど、他の作品読んだこと無いから全くわからなかった。それもあるのか、登場人物の増加に頭が追いついてこなくなってきた。たまにしか、出てこない他国の人間とか分からなくなることがある。

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