2010年6月6日日曜日

放課後の魔術師7/土屋つかさ

放課後の魔術師 (7)スマイル・ウィズ・ユー (角川スニーカー文庫)放課後の魔術師 (7)スマイル・ウィズ・ユー (角川スニーカー文庫)
ふゆの 春秋

角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-05-01
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ついに《円環》との決戦が始まる――シリーズクライマックス!!
《島》に潜入した遙は、安芸の記憶を取り戻すべく試行錯誤するが、その糸口すら見付からず、不安が募るばかり。一方のロンドンでは、二人を《島》から救出すべく、仄香、理事長、伊代が動き始めていた!
角川スニーカー文庫オフィシャルページより引用 

同い年の教師と教え子のボーイミーツガールから始まったこのシリーズもついに完結。みんなそれぞれに見せ場が用意されていて、とても盛り上がったクライマックスだった。
無難な落とし所ではあったけど、大人も子供もイチャイチャしやがってこのやろう、な終わり方だったので、読後感もすっきりしイヤなものも残らない綺麗な終わり方だったのではないだろうか。

紅の特権は支配だったのね。個人的に予想は増大だったみたい(読書メーターの感想より)。たしかに増大だと、以前のシーサーペントはちょっと不自然か。仄香の服装とかはよそうしてたのとはちょっと違ったけど、まぁあれはあれでいいかなとも思う。ところで姉妹で体型に差が・・・ゲフンゲフン。栄養バランスなのかなぁw偏食っぽいもんなぁ>仄香

個人的に超ツボったのが、安芸B。消えてしまうかも、無駄になってしまうかもと分かっていても、想いを伝える、その覚悟と、ある種のあきらめと、卑怯さ。隣にいられないなら、せめてあなたの心に楔を打ち込みたい。そういう想いに自分はつくづく弱いなぁと改めて実感。
まぁそのあとには、いつものイチャラブな遥と安芸がいたわけですがwイチャイチャのクライマックスは終章のラストの名前で呼んでくださいの掛け合いでしたけど。

物語の筋の方は、無難な落とし所ではあったけど、1,2巻の頃の騒ぎがちょっとチャチな感じにおもえるのはなんだかなぁ、と思わないでも無い。まぁボーイミーツガールとしてはとっても良かったので、あまりその点に関しては気にしない方向で。

次はもっともっとボドゲを全面に押し出した作品を読んでみたいとも思うんだけど、それだったら、作者さんのブログでもいいような気がしないでもないw次の作品も期待します。

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