2010年6月2日水曜日

5月読書分まとめ@読書メーター

 実用書1、卒論資料1、一般文芸1、ラノベ10内再読1

少ないね。購入分を上回る量は読まないと積みが減らないよ。
ゴミ箱、道徳という名の少年、ブルースプリングが個人的にイマイチだった。道徳~はこれ書いたら感想書く。
ゴミ箱は評判に釣られた先入観のせいもあったと言い訳。つまらなくはないですよ?合わなかっただけ
ブルースプリングは期待のしすぎだね。これまでに読んだ3作が偶然合ったというだけだったのかな。作品の方向性も、何を描きたかったのかも分かるんだけど、共感が無かった。なんというか自分の感性の狭さにもったいない気分になった。
ベン・トー、はがない、メイガスは安定して面白いので、なにか良いラノベが無いか、とお探しの方がいればぜひ!

 以下格納で読書メーター5月まとめ



5月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3643ページ

放課後の魔術師 (7)スマイル・ウィズ・ユー (角川スニーカー文庫)放課後の魔術師 (7)スマイル・ウィズ・ユー (角川スニーカー文庫)
ニヤニヤと目頭の熱くなる展開盛り沢山の完結。登場人物それぞれに見せ場があって、みんな幸せになれる素晴らしい終わり方だった。安芸Bが想いを打ち明けるシーンがお気に入り。無駄になるかもしれないけど、だからこそ貴女の中に居場所をください。自分がこのテのシチュエーションに弱いんだなとつくづく実感。楽しい青春物語をありがとう!
読了日:05月31日 著者:土屋 つかさ
道徳という名の少年道徳という名の少年
面白かった、つまらなかったで考える作品じゃないのかなぁ。たぶん自分の求めていた桜庭作品と乖離していたせいかな。七竈であったような少しの優しさ、明るさのようなものの殆どない純粋なドロドロした桜庭成分のエッセンス。ドロドロしている割には、読みにくいわけではないけど誰にでも薦められる作品ではないという点は、最近の桜庭作品と一緒。同じ方向性でもっと長い物語も読んでみたい
読了日:05月30日 著者:桜庭 一樹
中国民話集 (岩波文庫)中国民話集 (岩波文庫)
卒論資料。蛙の息子はKHMのカエルの王様の類話とも見れるけど、元々蛙なのか、元々人間なのかが違う。純粋な異類婚姻譚としては蛙の息子の方が純度が高い。日本の異類婚姻譚の比べると、この本に掲載されているものは、最後が離別、あるいは異類が人間ではないことを強調して終わっているものが多く、その点についても比較してみるのも良さそう。KHMを始めとしたヨーロッパのメルヘンと比べ、王族を主人公に据えた作品が見られないのも興味深い。
読了日:05月29日 著者:飯倉 照平
あやかしがたり 3 (ガガガ文庫)あやかしがたり 3 (ガガガ文庫)
これは墜ちる話なのか登りつめる話なのか。一応完結なのかな?世を捨てることと、「見捨てない」という信念の間で板挟みになりながらも、最後まで新之助はブレることなく後者を選択した。苦しみと悲しさのある物語であったけど、後悔をしたくないという精神はとても心地よいものだった
読了日:05月22日 著者:渡 航
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない (富士見ミステリー文庫)
数年ぶりの再読。やっぱり凄い。この作品を悩まず、思いついて一瞬で書き上げた作者もそうだし、これを出版した出版社も。傍からみれば藻屑は砂糖菓子の弾丸だったのかもしれないけど、藻屑にとってはかまってもらわなければ、どうすることもできない子供だったのだから、藻屑なりの実弾だったのかな、とも思う。表紙が残念だ、って感想もあるけど、砂糖菓子の弾丸なりの残酷さの表現としては、ある意味あるだったのではないかとも思う。少女から大人への階段まで行く道のりを描く、という桜庭一樹の作風最も顕著に簡潔に表した作品。
読了日:05月19日 著者:桜庭 一樹
殺戮ゲームの館〈下〉 (メディアワークス文庫)殺戮ゲームの館〈下〉 (メディアワークス文庫)
自分にまで疑心暗鬼を向ける展開は、読んでいてゾクゾクした。エピローグより後がいまいちな感じはしたけど、土橋さんが結構ロマンチストなことを見れた気がした。人間が極限状態で冷静になれるわけが無く、結局感情っで動くってのを、魔物の行動、亜実の行動から特に感じた。土橋作品には珍しく。モヤモヤしたもの残らない綺麗な終わり方で、読み終わった後も、それほど悪い読後感は残らなかった。
読了日:05月17日 著者:土橋 真二郎
殺戮ゲームの館〈上〉 (メディアワークス文庫)殺戮ゲームの館〈上〉 (メディアワークス文庫)
いつもの土橋さん。悪趣味なゲームで踊らされるプレイヤーと俯瞰してる人がいるような構造はいつも通り。登場人物の年齢が高めなのはレーベルカラーを意識してか。まだ先も見えてない状況なので、下巻を読まないことには何も言えない。
読了日:05月17日 著者:土橋 真二郎
電波女と青春男〈4〉 (電撃文庫)電波女と青春男〈4〉 (電撃文庫)
眩しさ溢れる青春。エリオと前川さんの話がお気に入り。なにかを乗り越えるっていいよね。最後の話がいろいろぶち壊しな気もするけど、青春と性欲は切り離せないから仕方がない。4つ目の話までは全力でロマンチックで若さ迸る青春。特に真の話はロマンチックさのレベルが桁違い。ハーレムラブコメの主人公になるのも納得。星中さんのタイツがとてもまぶしい。
読了日:05月14日 著者:入間 人間
僕は友達が少ない〈3〉 (MF文庫J)僕は友達が少ない〈3〉 (MF文庫J)
何度でもいう、お前らそれがリア充だ!幸村可愛すぎたろ、とか思ってたらラストにやられた。やっぱ幼なじみ強いわ。好きなエピソードは鳴らない電話。はじめての友達への電話とか萌えるよね。ギャップ萌え?今回も愉快なお話でした。ごちそうさまです。
読了日:05月10日 著者:平坂 読
純潔ブルースプリング純潔ブルースプリング
イマイチだったかな。第九3部作は面白かったので読んでみたけど、3部作にあるような、突き抜けたものを感じなかった。青春ものとみるには、登場人物がハチャメチャ過ぎる。ハチャメチャであるがゆえの悩みなんて他人事すぎて、ついてゆけない。共感を求めて青春ものをよんでるんですよ。強いて良かったと思えたのが、番場と繭のデート位。デートなんて生まれてこのかたしたことないけど。青春に特別な要素は必要ない、そういう青春ものしか楽しめない自分は損をしているのかな。
読了日:05月10日 著者:十文字 青
ゴミ箱から失礼いたします (MF文庫J)ゴミ箱から失礼いたします (MF文庫J)
面白かった、んだと思う…普通のギャグ風ラブコメラノベといった感じ。コンプレックスを種に妖怪へ、って設定は良かった。ただ掴みとしては、と前置き付きで。彩音が萌太にこだわる理由が全く分からなかったなぁ。一発ネタっぽい雰囲気だけど、2巻が出てるみたい。どう続けてるんだろ?妖怪を生む原因を封じた以上、新たに妖怪になる人はいないんだろうし。罵倒とちょこっとのデレだけで1冊ってのは無理があるから、なにか別の原因をもってくるのかな。
読了日:05月06日 著者:岩波零
ベン・トー 5.5 箸休め~燃えよ狼~ (集英社スーパーダッシュ文庫)ベン・トー 5.5 箸休め~燃えよ狼~ (集英社スーパーダッシュ文庫)
白粉先生恐ろしや。あせびちゃんとあやめのエピソードもあったけど、白粉のインパクトがやばい。いつものベン・トーは違う暑苦しい展開とか唐突なファンタジー世界とか、短編らしく最後まで中弛みせずに読み切った。ただ暑いなか読むのは良くないなw当然のように、食べ物の描写もありすごい食べたくなる。ウナギに梅とか超食いたい
読了日:05月05日 著者:アサウラ
マネジメント - 基本と原則 [エッセンシャル版]マネジメント - 基本と原則 [エッセンシャル版]
もしドラを読んだので、ついでに。マネジメントの本ではあるが、組織運営に限らずあらゆるひとが心に留めておきたい事柄でもあると思う。難しい言葉や、数式が出てくるわけではない。理論はシンプルで明確であるのだが、実行に移すのは容易ではないでしょう。目的を明らかにし、実現のためにはどうあるべきか考え、行動に移す。根底にあるのは、たったこれだけなのに誤りのある決断が行われることがある。まだ学生なので、社会というものがどのていどままならないものなのかわからないが、この本から気づいたことは、心に留めておきたい。
読了日:05月02日 著者:P・F. ドラッカー,上田 惇生

読書メーター

0 件のコメント:

コメントを投稿